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漢方相談

治療方針

漢方は、中国伝統医学を基礎として発展した医学です。西洋医学的治療だけでは改善しにくい症状でも、漢方薬との併用によって治療効果があらわれることも少なくありません。
当院では、さまざまな症状の緩和に通常のお薬だけでなく、漢方を用いた治療を行っています。

漢方は、自覚症状はあるものの検査で原因が特定できない場合や、体質が関係した疾患、慢性病などに向いています。泌尿器や更年期のお悩みに効果があるとされている漢方薬も多くあります。また、当院では保険適用の漢方薬を処方しています。

「腎虚」について

現代医学における「臓器」を漢方では、「肝・心・脾・肺・腎」からなる「五臓」ととらえ、そのなかでも「腎」は「泌尿・生殖器系+生命エネルギー」のことを指します。「腎」は「先天」とも呼ばれ、父母より受け継いだ生命力「ヒトの成長、発育、生殖に影響を与える生命エネルギー」を「腎気」と呼んでいます。

腎気は、加齢により減少すると考えられています。そして、腰痛、骨粗鬆症、脱毛や白髪、排尿障害や尿失禁、下肢の冷えやだるさなどは、腎気が虚した状態、「腎虚」によるものと漢方では考えています。漢方医学では、腎虚を補う方剤として、六味丸、八味地黄丸、牛車腎気丸などが用いられ、腎虚に伴う多岐にわたる症状に臨床効果を発揮することが知られています。当院では、漢方の処方により、この「腎虚」の状態を改善することで、泌尿器疾患やその他の症状の緩和・改善をめざす治療を行います。

漢方治療をおすすめするお困りごと

女性に見られやすい症状

更年期症候群、生理前や更年期障害の諸症状、月経前症候群、月経痛、月経不順、過多月経、冷え性、産前産後の体力低下、つわり、産後うつ など

泌尿器科系

排尿に関するトラブル、頻尿、夜尿症 など

その他の症状

めまい、気象病、片頭痛、こむら返り、悪夢、ひきつけ、動悸、鼻血、肩こり、冷え症、男性更年期症候群、虚弱体質 など